レアなワイン#3 インスタを席巻し続ける高級ワイン、「アルマンド」とは?

レアなワイン#3 インスタを席巻し続ける高級ワイン、「アルマンド」とは?

レアなワインを紹介し始めて、第3回を迎えました。

今回は最高級のシャンパンとして名高い「アルマンド」について、解説します。

アルマンドは、数あるワインの中において、特別な存在として認識されています。

アルマンドを開けること自体がステイタスとされ、特に夜の街では大人気です。

とはいえ、アルマンドについて詳しく知っている人は少ないでしょう。

本記事ではアルマンドの歴史やラインナップなどについて、詳しく解説します。

そもそもアルマンドとは?

アルマンドは、正式には「アルマン・ド・ブリニャック」という名前のお酒です。

シャンパンの中でもっとも高級かつレアで、誰しもが憧れるスパークリングワインとして知られています。

とにかく外見から味わいまですべてが気品にあふれており、そしてゴージャス。

唯一無二のレアリティは、ワインラバーを魅了してやみません。

アルマンドの生産が始まったのは2006年からで、まだまだ若い部類のワイン。

しかしあっという間に知名度を高め、今や世界中で高級シャンパンとして知られるようになりました。

現在はアルマンドファミリーには新しいものが追加され、全6種類が流通しています。

こと日本においては、冒頭で触れたようにクラブなどで頻繁に見かけられます。

クラブなどでは、アルマンドを用いて「シャンパン・タワー」がおこなわれることも。

種類にもよりますが、基本的に女性人気が高いのも特徴。

特に「インスタ映えする」というところは、女性の価値観とフィットするようです。

アルマンドの値段 はいくらくらい?

アルマンドの価格は、種類や提供される場所によって大きく変動します。

ネットショッピングだと、なおかつリーズナブルな種類(後ほど解説する「ブリュット」など)であれば40,000円から50,000円程度で購入することも可能です。

ただし「ブラン・ド・ノワール」だけは別格で、安くても50万円程度の値段がつけられています。

また高級クラブでは、アルマンドの価格が跳ね上がります。

安くとも10万円程度で提供されるでしょう。

アルマンドの中でもっとも高級な「黒アルマンド」(ブラン・ド・ノワール)だと、1本で100万円以上の値段がつけられることも。

しかし黒アルマンドをオーダーすることは一種の「ステイタス」であり、その魔力に惹きつけられる人は数知れません。

なぜアルマンドは、これほどにまで有名なのか?

というようにアルマンドは、数あるシャンパンの中でも特に知名度が高い存在です。

そして「レア」・「高級」というようなイメージも持つようになりました。

しかし、他にも優れたスパークリングが存在する中、「アルマンドだけがなぜ注目されているのか?」と思っている人もいるでしょう。

「品質が優れているから」というのはもちろんですが、アルマンドが脚光を浴びたこと裏にはいくつかのエピソードがあります。

はじまりはミュージックビデオ

アルマンドが有名になったのは、とあるアーティストのミュージックビデオで登場したから。

2006年、アメリカの大物ラッパー、「Jay Z」(ビヨンセの結婚相手)は、「Show Me What You Got」という作品をリリース。

そのミュージックにおいて、「クリスタル」というシャンパンが、演出上で重要なアイコンとして登場しています。

そして Jay Zの(おそらく何百万人という規模の)ファンたちがアルマンドを知るようになりました。

その後も俳優を対象にした賞典などで贈呈品として採用される機会があり、次第に「もっとも高級なスパークリングワイン」として評価されるに至ります。

日本で流行り出した理由

アルマンドが日本で流行り出したのは、あるキャバクラのキャストが発端です。

そのキャストは一流のキャバクラ嬢であり、テレビなどにも出演していました。

そして彼女がアルマンドを愛好していることも、多くの人に知らされます。

彼女「アルマンド姉さん」というあだ名をもらうほど脚光を浴びると同時に、アルマンド自体も注目されるようになりました。

最近よく聞く、アルマンド信号機とは?

ときどき、「アルマンド信号機」というフレーズを耳にすることがあります。

アルマンド信号機とは、要するにアルマンドの「赤(ロゼ色)、金色、緑色を3本並べる」ということ。

赤色と金色については揃えやすい部類ですが、問題は緑色。

後述するように緑色のアルマンドは希少品なので、そうそ手に入れられません。

主にクラブなどで広まっているようで、アルマンド信号機を再現することがひとつのステータスとして捉えられているようです。

ちなみにアルマンド信号機を再現するためには、お店の値段設定にもよりますが、トータルで50万円ほどかかります。

アルマンドのラインナップ

アルマンドは、現在6色がラインナップされています。

それぞれが異なるキャラクターやバリューを持っており、いずれも魅力的な存在です。

ドゥミ・セック(赤色)

ドゥミ・セックは比較的手に入れやすいアルマンドです。

基本的には1本50,000円程度で取引されている様子。

ちなみに日本では、「赤アルマンド」や「レッド」、というふうな呼び方で親しまれています。

真っ赤なボトルは、Instagramに投稿する題材としてはうってつけ。

もちろん、味のほうも最高級と名乗るにふさわしい仕上がり。

 

アルマンドの中で最も甘口で、非常にとっつきやすい味わいです。

また、ブラックベリーやはちみつなどを連想させる一面も持っており、複雑かつ奥深いキャラクター。

豊かな果実味がほどよい余韻を残し、なんとも言えない贅沢な気分にさせてくれます。

アルマンド ド ブリニャック ドゥミ セック [NV] 750ml・白泡 特製ギフトBOX付

アルマン・ド・ブリニャック(ロゼ)

ロゼも、人気の高いサラマンドです。

たいていは「ピンクのアルマンド」と呼ばれます。

ゴールドがデビューした2年後に発売されました。

値段は40,000円から60,000円程度。

強い果実味と、スパイシーなアクセントが特徴。

そしてはっきりとしたフレッシュ感と、突き抜けるような果実風の香りが秘められています。

飲んだあとも上品で優しいフレーバーが余韻として残り続け、とにかく均整の取れた出来栄え。

ちなみにロゼは、アルマンドの中でもっとも女性人気が高い存在。

ドゥミ・セック以上に「インスタ映えする」と言われていて、ゴージャス路線を追い求めている人にはたまらないようです。

そんな心理を見越してか、ホストクラブでは「ピンクのアルマンド」がしょっちゅう見かけられます。

アルマン ド ブリニャック ブリュット ロゼ [NV] 750ml・ロゼ泡 特製ギフトBOX付

ブリュット(金色)

ブリュットは、2006年にリリースされた最初のアルマンドです。

日本では基本的と「アルマンドのゴールド」、と呼ばれています。

アルマンドと言われたら、たいていの場合ブリュットのことを思い出すでしょう。

バランスの取れた酸味と、きめ細やかな泡から伝わる優しい口当たり。

そしてピーチやヴァニラ、ブリオッシュなどが混ざったような、とても妖艶なフレーバーも魅力です。

間違いなくレアなシャンパンなのですが、アルマンドの中では比較的手に入りやすいのも特徴。

価格は40,000円から50,000円程度です。

アルマンド ド ブリニャック ブリュット ゴールド [NV] 750ml・白泡 《箱なし・並行品》

ブラン・ド・ブラン(銀色)

銀色のラベルで綴られたアルマンド。

見た目が少し「黒アルマンド」に近いので、間違えないようにしてください。

とにかくいぶし銀のような渋いデザインのボトルカラーが目を引きます。

インスタ映えを狙う女性からはさほどでもないでしょうが、男性から好かれるような色合いです。

特徴は、シャルドネだけ原材料にしているという思い切りのよさ。

シャルドネ独特の弾けるような果実感と、花の香りが非常に魅力的です。

とがったところがなくなめらかで、透明感のある口当たりに仕上がっています。

価格は70,000円前後と、アルマンドの中ではやや高めです。

アルマンド ド ブリニャック ブラン ド ブラン [NV] 750ml・白泡

ブラン・ド・ノワール(黒色)

アルマンドといえば、やはり黒色です。

主にホストクラブなどでラインナップされています。

いわゆる「黒アルマンド」と呼ばれ、後述するマスターズエディションを除けばもっともレアなシャンパン。

なんとたったの3,000本しか流通しておらず、「日本には100本程度しか出回っていない」という、とんでもなく希少な存在です。

そういった背景もあって、価格は50万円から70万円程度と非常に高額。

いかにも仰々しい見た目ですが、味わいのほうは意外とソフト。

鮮やかなスパークリングと、どんな人でも楽しめる優しい味わいが特徴です。

グリーン マスターズエディション(緑色)

現在流通しているアルマンドの中で、もっともレアなのが、マスターズエディションです。

マスターズエディションは、世界一のプロゴルファーを決める「マスターズゴルフ」開催記念に作られた限定品。

ボトルは緑色ですが、入っているのはブリュット(金色)。

味もブリュットとまったく同じです。

ただし「緑色のアルマンドである」というだけで、相当な評価がされています。

もし手に入られたら、すぐには飲まず、大事に取っておきたいところです。

価格自体は50,000円程度で、ものすごく高いわけではありません。

アルマンド ド ブリニャック マスターズ エディション グリーン [NV] 750ml・白泡

まとめ:アルマンドじゃなくても、シャンパンは楽しめる

そもそもシャンパン自体が高級路線ですが、アルマンドはさらにその上を行く存在。

特にブラン・ド・ブランは、滅多に見かけられない特別な存在です。

アルマンドを手に入れるのは、なかなか難しいのかもしれません。

とはいえ、アルマンド以外にも魅力的なシャンパンはさまざま存在します。

たとえば以下のようなシャンパンは、気軽に楽しめる親しみやすい存在です。

<ド モンティーユ: ヴォルネー プルミエ クリュ アン シャンパン [2016] >

<ブラン ガニャール/ ヴォルネー プルミエ クリュ シャンパン [2016] >

また、こちらではアルマンドのゴールドを、約37,000円という安いバリューで販売しています。

余裕があれば、購入してみてもよいでしょう。

<アルマン ド ブリニャック/ ブリュット ゴールド>

ぜひ一度シャンパンを、そしていつしかアルマンドの味わいも体感してもらいたいところです。

こちらの記事もオススメ 

レアなワイン#2「シャトー・ラトゥール」とは?価格や当たり年を解説

 

レアなワイン#1 いつか飲みたいブルゴーニュワイン「シャンベルタン グランクリュ」とは?

RELATED ARTICLES